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新車販売業態における好調な店舗、伸び悩む店舗の特徴3選(第2回/全3回)

コラムテーマ:自動車販売

平素よりお世話になっております。
船井総合研究所の加藤智です。

前回、私が日頃お手伝いさせていただいております新車販売店において、好調な店舗、不調に陥ってしまっている店舗、それぞれの特徴を3点ずつまとめました。

https://kuruma-biz.funaisoken.co.jp/column/column-18593/
(前回コラムは上記から)

今回は第2回ということで、

<実績が好調な店舗が実施していること>
(2)WEB販促の優先順位が付けられており自動車業界のWEB専門家が広告運用している

<実績が伸び悩む店舗が陥っていること>
(2)店舗のクリンリネスに綻びがある

こちらについて、ご紹介させていただきます。

 

<実績が好調な店舗が実施していること>
(2)WEB販促の優先順位が付けられており自動車業界のWEB専門家が広告運用している

まず、「WEB販促」と申しても出稿する広告の配信先としては様々なチャネルがあることを整理しなくてはなりません。

検索エンジンではGoogle、Yahoo!を筆頭に、
ポータルサイトではグーネット、カーセンサー、MOTA・・・
SNSにおいても、YouTube、Instagram、Facebook、LINE・・・

あらゆる媒体が普及しています。

では、この中でいくつの媒体に広告を出してゆき、原資となる総WEB広告費をどのような比率で配分していくのか。
ここが集客アップにおける鍵となります。

具体的な比率、取り組みや施策、手順につきましては以下のコラムをご参照ください。

「まだ初売りに間に合う!新車リース店向けWEB集客好調店舗の取り組みとは!」(2021年12月7日配信)
https://kuruma-biz.funaisoken.co.jp/column/column-18629/

「もし車屋にWEB集客コンサルが入社したら何をするか」(2021年8月24日配信)
https://kuruma-biz.funaisoken.co.jp/column/column-18544/

「自動車販売店が繁忙期までに取り組むべきWEB施策」(2021年10月19日配信)
https://kuruma-biz.funaisoken.co.jp/column/column-18594/

これらの多くの媒体の中からきちんと優先順位をつけて、広告宣伝費の原資を適切に配分していくのが重要となります。

なお、その広告を司る運用者・配信者が自動車業界のWEB販促に精通している専門家であるかどうかも同時に重要となります。

社内に優秀な広告運用部隊が存在すれば、それほど理想的な環境はありませんが、WEB経由での販売台数を大きく伸ばしている店舗の共通点は専門家に運用を外注しているという点です。

みなさまの店舗において、WEB広告を運用されている担当の方は、同じビジネスモデルを展開する他店、特にモデル店の運用をしていますか?
最新の業界動向、業態事例、成功事例および失敗事例を把握されていますか?

WEB上では時流が目まぐるしく変化していきます。
改めて、見つめ直してみてもよいかもしれません。

 

<実績が伸び悩む店舗が陥っていること>
(2)店舗のクリンリネスに綻びがある

実績が伸び悩む店舗が陥っていることの代表例として、“店舗のクリンリネスに綻びがある” という共通点がみられます。

いくつか例を挙げます。

①展示車に汚れがあり、蜘蛛の巣が張られている
②展示車のプライスボードがフックから外れている、あるいは吸盤が剥がれている
③看板や外壁、ポールなどが汚れている、錆びている
④敷地内に雑草が生えている、ゴミが落ちている
⑤営業中にもかかわらず入口のチェーンが雑に束ねられている
⑥お客様が立つ可能性のある場所に水溜まりがある
⑦のぼりが日焼けしている、色褪せている、破れている、端が解れている
⑧化粧ナンバープレートが日焼けしている、色褪せている
⑨プライスボードが日焼けしている、文字が薄くなっている
⑩看板やタペストリー、屋外設置POPが日焼けしている、色褪せている、汚れている

いかがでしょうか?
以上例として10項目を上げさせていただきましたが一つでも当てはまる項目がある店舗様は今日から、改善に着手してみてください。
各項目の改善方法は下記です。

①展示車に汚れがあり、蜘蛛の巣が張られている
⇒最低でも週に1度は洗車する

②展示車のプライスボードがフックから外れている、あるいは吸盤が剥がれている
③看板や外壁、ポールなどが汚れている、錆びている
④敷地内に雑草が生えている、ゴミが落ちている
⑤営業中にもかかわらず入口のチェーンが雑に束ねられている
⑥お客様が立つ可能性のある場所に水溜まりがある
⇒毎日、必ず営業開始前に店長が責任者となり
  店舗敷地内巡回を徹底実施、最下限品質を保つ
  (お客様目線で ”店舗を眺める” 時間を作る)

⑦のぼりが日焼けしている、色褪せている、破れている、端が解れている
⑧化粧ナンバープレートが日焼けしている、色褪せている
⑨プライスボードが日焼けしている、文字が薄くなっている
⑩看板やタペストリー、屋外設置POPが日焼けしている、色褪せている、汚れている
⇒消耗品であるため定期的に交換、色褪せしやすい色彩のものは2~3ヶ月を目途に交換
   (雨に濡れて汚れやすい梅雨時や夏季は交換頻度を増やす)

特に、お客様が立つ可能性のある場所を清潔に保っておくことは重要です。
とある会社様では、
展示場に敷いている人工芝に、降雨後水が溜まってしまう状況を問題視し、
芝目の粗い人工芝に敷き替えるという実例もありました。
(芝目が粗くなることにより水捌けがよくなり、お客様にストレスを与えない)

これから繁忙期を迎えるにあたり、店舗クリンリネスの品質を保つことは最重要となります。
ぜひ、今一度自店の取り組みを見直してください。

最後に一点、セミナーのご案内です。

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https://www.funaisoken.co.jp/seminar/081133

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代表取締役社長 穐山 洋之 氏

株式会社 Carport
代表取締役社長 亘   政典 氏

株式会社 辰己モータース
代表取締役 薬袋 伸明 氏

株式会社 トピック
代表取締役社長 下畑 旬平 氏

株式会社 VERY
代表取締役 飯田 大介 氏

(五十音順)

◇日時◇
①2022年1月26日(水) 13:00~16:30(開場12:30)
②2022年1月28日(金) 13:00~16:30(開場12:30)
※いずれの日程も同じ内容となります
※ご都合のよろしい1日程にてお申し込みくださいますようお願い致します

みなさまのご参加をお待ちしております。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

モビリティ支援部 加藤 智

国内最大級の自動車業界向けコンサルファームの業績アップのノウハウ公開中!

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このコラムを書いたコンサルタント

加藤 智 (かとう さとし)

大学卒業後、船井総合研究所に入社。歯科医院・治療院・調剤薬局のコンサルティング部門を経て、モビリティ支援部に配属。 モビリティ支援部では、マイカーリースに特化したスタートアップオープン支援および販売台数アップ支援を担当している。特に販促物の作成や店舗作り、細やかな数値分析には多くの経営者より定評がある。

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