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油外収益強化レポート！事例企業のご紹介！

2023年12月05日コラムテーマ：業績アップ

いつもメルマガをご覧いただきありがとうございます。
モビリティ支援部の新村です。

本日は、ガソリンスタンド企業で、油外収益強化により業績を拡大している企業様をご紹介させていただきます。

国内のガソリン販売量が減少するなかで、どの企業様もガソリン販売以外の事業を伸ばしていきたいと考えているかと思います。そのような企業様向けの内容となっておりますので、ぜひ最後までご確認いただけますと幸いです。

ご紹介するのは福岡県の大牟田市でガソリンスタンドを3店舗を運営する株式会社井形様です。油外収益を強化する前は赤字の状況でしたが、油外収益強化によって、今では年間の油外粗利で2.5億円、年間の営業利益は4,000万円（営業利益率3.4%）となっております。その井形様の業績アップストーリーをご紹介させていただきます。

 

①油外収益強化を決断したきっかけ

現在、代表を務める井形 善徳 様が入社したタイミングでは、ガソリンスタンドの店舗が５店舗あったのですが、一生懸命働いても収益につながらず、決算は赤字で、従業員への賞与は借り入れをして払っているような状態でした。加えて、スタッフの定着も長くは続かず、２年続かずに辞めることが多い状況でした。

会社の収益が良くない状況やスタッフの離職が続くなかで、あるスタッフから「このままでは会社の将来が見えません」と言われたことで、会社を「本気で変えていかなくてはいけない」と思い、油外収益を強化していくことを決意したとのことです。そこから店舗を５店舗から３店舗に集約し、そのうち２店舗はセルフにすることで、油外収益を強化するための体制づくりを進めました。セルフ化に伴っては、土地の拡張や指定工場の建設、店内のリニューアルなど、さまざまな投資を合わせて、２店舗ともに１億円から２億円をかける大きな決断となっております。

 

油外収益強化のストーリー

油外収益を強化していくのにまず始めたのは、社長自らがガソリンスタンドのサービスルームで、パソコン一つでオークションから中古車を仕入れて販売することでした。徐々に販売台数が増えていくなかで整備の需要が大きくなってきたため、整備を強化して工場を指定化しました。そこからさらに販売を強化していこうと思ったときに、ガソリンスタンドの向かいに販売店舗をオープンして、同時に鈑金とロードサービスを開始しました。整備について、今ではフランチャイズに加盟して、年間の車検台数は 3,000 台を超えるまで増加しております。

これまでは１人のスタッフが給油業務に加えて洗車やコーティングまで実施していたのですが、本格的に油外収益を伸ばしていくために分業化を進めていきました。最初はやり方を大きく変えることになったため、うまく進みませんでした。それが軌道に乗ったポイントは、「環境づくり」と「実績を作ること」の２つでした。「環境づくり」については、フルサービスからセルフにすることでスタッフから給油業務を取り除き、油外関連の業務をできるようにしました。「実績を作ること」については、実際に油外収益を強化することで店舗の実績が伸びることを体験していただき、納得いただくことで全員からの理解を得られ、軌道に乗っていきました。今では完全に分業体制になっており、ガソリンスタンドのスタッフは給油と給油客への商品案内だけで、車検やコーティング、販売などはそれぞれ専門の人員が対応する体制となっています。

 

油外収益強化を実現できたポイント

車検や販売、鈑金などの実績を伸ばしていくためにこだわったのは、「お客様に信頼していただく」ことです。油外収益強化に取り組み始めた頃は、給油客へ一生懸命案内しても他の店舗で車検や車の購入をされてしまうことが多く、「どうすれば自店で実施していただけるだろうか」と考えました。そのために、“専門性”を訴求できるようにして、お客様が安心してサービスを受けられるようにしました。車検であれば全国展開のフランチャイズに加盟したり、販売であれば専用店舗を設けたりすることで、既存顧客だけでなく、新規客を獲得することができています。

専門性の訴求で徐々に伸びていきましたが、そこから大きく飛躍したのは Web 集客に取り組んで新規のお客様を獲得できたことでした。車検や鈑金は会社ホームページとは別に、それぞれ専門のWeb サイトを用意しており、広告を実施することで毎日問い合わせがある状態が続いています。専用サイト以外にも全国の店舗が掲載されている予約サイトや SNS を活用することで、これまでお付き合いのなかったお客様が店舗を利用してくれています。

 

油外収益強化により、採用力や定着力アップ

油外収益強化により、会社の収益性が改善したことに加えて、販売や整備などのキャリアプランが多様化したことで、本人の希望に応じて最適な業務に取り組んでいただけるようになりました。給油や洗車がメインだったときは体力的に厳しいことを理由に辞めてしまうことが多かったですが、仕事の選択肢が増えたことで女性スタッフの採用が増えたり、そのスタッフが育休を取得して、その後戻ってきて活躍したりするなど、採用や定着の面でも大きく貢献しました。

以上、井形様の業績アップストーリーをお伝えさせていただきました。具体的な油外収益強化の取り組みにつきましては、１つのメールマガジンでお伝えしきれないため、別のメールマガジンにて詳細をお伝えさせていただきます。

また、本日ご紹介させていただいた代表の井形様をお招きして、セミナーを開催させていただきます。メールマガジンではご紹介しきれない内容を詳しくお伝えする予定です。ぜひ皆様のご参加をお待ちしております！

 

ガソリンスタンド向け油外収益強化セミナー開催！

【紹介文】
◆このような方にオススメ◆
①ガソリンの販売量が減少しており、油外事業を強化していきたい経営者様・事業責任者様
②車検整備事業やコーティング事業を伸ばしていきたい経営者様・事業責任者様
③Web集客で新規顧客を獲得していきたい経営者様・事業責任者様
④ガソリンスタンドの将来に不安を抱えており、解決策を探している経営者様・事業責任者様
⑤油外事業の強化で、営業利益を伸ばして、収益性を高めたい経営者様・事業責任者様

◆本セミナーで学べるポイント◆
①車検整備やコーティングなどの油外収益の伸ばし方
②給油客から油外収益を伸ばしていく方法
③Web集客で新規集客を獲得していく方法
④油外収益強化のための人材活用術
⑤油外収益増加のための強化手順

◆講座内容◆
【第一講座】
ガソリンスタンド業界の時流と今後取るべき戦略
【第二講座（ゲスト講座）】
赤字の状態から油外事業強化で営業利益4,000万円を達成した方法
【第三講座】
ゲスト企業が実践する油外事業強化のための取り組み事例徹底解説
【第四講座】
明日から業績を伸ばすために必要なこと

◆参加料金◆
・一般価格　20,000円 （税込 22,000円）/ 一名様
・会員価格　16,000円 （税込 17,600円）/ 一名様

◆日時◆
2024年1月16日(火) 13時00分～16時00分

セミナー詳細・申込はこちらから＞

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このコラムを書いたコンサルタント

新村　雅也 （にいむら　まさや）

自動車販売店や整備工場、ガソリンスタンド向けに中古車販売や新車販売、カーリース販売などの業績アップコンサルティングをメインとしており、売上高2～3億円企業を10億円にした事例や売上高50億円企業へのコンサル事例などの実績がある。セミナーなどの講師登壇は年間20回以上実施している。

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