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自動車販売店が新規集客を増やすためのオススメ店づくり強化施策3選

コラムテーマ:業績アップ

平素よりお世話になっております。
船井総合研究所の加藤智です。

今回は自動車販売店が
新規集客を伸ばしていくための特効薬、
店づくりのポイントについて解説いたします。

 

初売りにまだ間に合う オススメ店づくり強化施策 3選!

繁忙期もすぐそこに迫り、
目先の集客数について熟慮する時期になりました。
特に新規顧客の集客数を課題とする企業様が
多いのではないかと推察します。

「集客数」を分解すると
「店づくり」×「販促」という要素に分けることができますが
この ”店づくり” という観点は新規集客を伸ばす上で非常に重要、
かつ避けて通れないポイントです。

・店舗に看板がない
(何を扱っている店舗なのかわからない)
・展示車のない中古車展示場
(商品を並べていない小売店状態)
・砂利の敷かれた新車展示場
(清潔であるはずの展示品が
中古車同様の扱いとなってしまっている)

例を挙げましたが、
上記のような状況に陥っていないか、
再確認いただけたらと思います。

 

小投資で効果大の店づくり施策とは?

今回はとりわけ集客が目的となるため
店づくりの中でも ”外観” の強化に焦点を当てますが、
“外観” をさらに分解すると
具体例としては下記のような項目が挙げられます。

①照明・看板系
・店頭看板(ポールサイン)
・建て看板(野立看板、バックフェンス看板)
・ハチマキ看板
・足元看板
・展示場照明
・看板照明
・エアーサイン/エアー看板
・IN看板 / P看板
・A型看板
・タペストリー素材看板

②展示車系
・のぼり旗
・ルーフPOP
・プライスボード
・成約札
・展示車足元看板
・展示車 A型看板/POP
・そのほか展示車POP

以上は一部かと思われますが
小投資で済むものから、大きな投資が必要なものがありますし
中には「本当に効果があるのか?」という項目もあるはずです。

代表的な要素を
費用対効果に基づいて分布させた図が下記となります。

ここからは
中でも高い費用対効果が見込める
3つの施策について解説をしていきます。

 

その1.タペストリー素材の横断幕簡易看板

まず推奨したいのが「タペストリー素材看板」です。
厳密に言うと看板ではないのですが、
既にある骨格(新設の場合もあり)に
広告デザインが印字されたタペストリーを設置するタイプです。

素材がタペストリーということから安価であるため、
比較的低コストで制作が可能です。

既にある店舗の柱と柱の間や店舗の壁面に
設置される店舗が多い印象です。

取扱商品の訴求や店舗内の紹介等、
打ち出し内容は多岐にわたります。

 

その2.大型のぼりセットの大量設置

続いて推奨したいのは
「大型のぼりセット」の大量設置です。
ここでお伝えする「大型のぼりセット」とは
2.7mサイズの大判のぼり旗を
強風耐用5mポールを用いて設置するセットのことです。

そうすることで下記2点の効果が見込めます。
① のぼり旗の訴求内容が目立つ
② 店舗規模が大きく見える(高さ増強による売場体積増の効果)

この”セット”を展示車タイヤに設置すると
のぼり旗の底辺が展示車ルーフよりも上に来る形となります。
(※軽自動車の場合)

懸念点としてはのぼりポールが破損しやすくなり
展示車等を傷つけてしまうリスクがありますが、
同時に下記対策をすることで回避できる確率が高まります。

[POINT1]
のぼりポールの芯に長さ2m以上の鉄パイプを挿入する
⇒ポール口径に近いパイプを挿入する
⇒ポールの下半分強化することで重心を低くし、
ポール自体の折れを防止
⇒スタンドとの接合部分の折れを防止

[POINT2]
のぼりポールスタンドの根本を補強する
⇒[POINT1]によりポール重量が出るため、
ポールスタンドの根本を補強をすることで
ポール諸共の折れを防止
⇒三角型などの補強を溶接する

[POINT3]
のぼりポールスタンドの下板に厚みを持たせる(補強)
⇒[POINT2]により下板へエネルギーが集中するため、
下板ごと歪曲する形で展示車側にポールが倒れてしまうおそれ
⇒歪曲しない強度に下板を補強することで防止

 

その3.フロントガラス外貼り型 プライスボード

3点目として推奨したいのが
フロントガラス外貼り型のプライスボードです。

多くの店舗のプライスボードが
フロントガラスの内側に吸盤で貼り付けるタイプや
ルームミラーに引っ掛けるタイプ、バイザーに挟むタイプなど、
車内に設置してあるものかと思います。

こちらはフロントガラスに外側から貼り付けるタイプの
吸着シートであるため視認性が良好です。

フロントガラス1枚を挟まないだけで、
日光の反射等の影響を受けず、
より明瞭に表示することができます。

こちらは水分で吸着する
特殊素材を活用したシートとなっているため、
フロントガラス面を汚すことなく
取り外しが可能となっている商品が多い印象です。

同シートに取扱商品や店舗のPRを掲載すると、
面前道路を通行する一般ユーザー様へより強く訴えることができ
看板同様の効果が期待できることでしょう。

 

いかがでしたでしょうか。

今回は店づくりという項目において
外観を強化することによる
新規集客数を伸ばすための施策を、
具体的に3事例お届けいたしました。

繁忙期、初売りに向け各社店づくりを
強化しなければならないタイミングかと思います。

是非、今回ご紹介した事例を参考にしていただけますと幸いです。
そして、是非 ”「初売り」のぼり” を大型のぼりセットで繕い、
設置してみていただけたらと思います。

最後までお目通しいただき、
心より感謝いたします。

引き続き、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

 

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このコラムを書いたコンサルタント

加藤 智 (かとう さとし)

大学卒業後、船井総合研究所に入社。歯科医院・治療院・調剤薬局のコンサルティング部門を経て、モビリティ支援部に配属。 モビリティ支援部では、マイカーリースに特化したスタートアップオープン支援および販売台数アップ支援を担当している。特に販促物の作成や店舗作り、細やかな数値分析には多くの経営者より定評がある。

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