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【経営者特別インタビュー】新車販売店・ガソリンスタンドの補助金活用

コラムテーマ:業績アップ

平素よりお世話になっております。
モビリティ支援部 MaaSグループ
マネージャーの加藤智です。

8月に入り、暑さがいっそう増しております。
こちらのメルマガをお読みの皆様は
店舗の目標達成へ向け、進捗は順調に推移しておりますでしょうか?

さて今回は、新車販売店・ガソリンスタンド向けの内容です。
大型補助金を活用したことで業績アップの足掛かりとなった
企業の経営者特別インタビューをお届けいたします。

ご紹介するのは、岐阜県でガソリンスタンド、新車販売店を営む
株式会社稲富石油。

かねてよりガソリンスタンド業を中心に
業績を伸ばしてこられましたが、
2018年よりマイカーリースを介して新車販売に注力。
また、その数年後にはM&Aにより
新たな企業をグループインさせます。

ちょうど同じ時期、
コロナ禍という世間の流れもあった中、
大型補助金の活用に着目します。

それでは、代表取締役 南谷 匡 氏 の
特別インタビューをお届けいたします。

 

― 補助金活用にあたり、奔走した申請準備

皆様こんにちは。株式会社稲富石油の南谷です。
補助金活用を決断をしたのは2020年の冬でした。
ちょうどコロナ禍ということもあり、
主要事業のガソリンの売上が落ちていました。
つまり、あらゆる補助金の対象基準となる
売上減少率を満たしていたんです。

また、当時は新たな企業をグループインする
(当時はまだM&A締結前)段階だったこともあり、
その企業が持っていた事業を
稲富石油グループとしては新たな事業として
さらに推進していくべく、
当時の「事業再構築補助金」の申請へ
向けた準備を始めました。

まるで雲をつかむような作業でした。
申請にあたっては、

我々の事業そのものもそうですし
業界の抱える課題や今後の具体的な見通しなど、
全て示さなければならなかったためです。
我々ガソリンスタンド業に
今の周辺事業(販売・整備)だけでなく
将来事業、特にインフラ業として
会社が地域に残るために何をしていくのか、
という選択を常に迫られていました。

そこに事業譲受という話があり
我々がそこにまずは前向きなった。
たまたま当該企業が、
参入障壁の高いロードサービス事業をやっており、
我々にはなかった「新規事業」でしたので、
そこを伸ばそう、というニュアンスで
進めました。

 

― 財務戦略上、補助金活用は至上命題だった

当時のM&Aは有難い話でした。
稲富石油としては千載一遇のチャンスと捉えて
まさにこの業界として、
会社を成長・発展させていくための方策を
模索している中での話でしたから、
そこを前向きに捉えました。
そこから、設備投資の話。

まさにM&Aと設備投資を同時にやりましたので、
数億円単位の資金が瞬間的に出ていくわけですから
当然、補助金活用は新規事業だけの話ですし、
負担は大きかったです。

しかしながら、ラッキーなタイミングで
条件が全て整ったので
むしろ「これを逃したら、
次やりたいと思ってもできない」
「チャンスがない」
という焦りがあったのも事実です。

「このくらいの投資額で」と、
設備投資の効果を考えてもやるべきだと決断した。
当時、しっかりとした財務状態があった
という点も恵まれていました。
その瞬間に神風が吹いたという感覚よりは、
攻めに転じることができた、
事前準備(金融機関との関係性、先代から築いてきた収益体質)が
重要だったと感じます。

業界が不安定な時期が続く中で
エネルギー(=お金)を蓄え、
そこを生き抜いた先に
“一世一代の大勝負”が来ると直感的に感じていました。
それが「この時だったな」という感覚です。

いかがでしたでしょうか。

もっと詳細な取り組みや内容を聞きたい、
そのように思われた熱心な勉強好きの事業主の皆様へ
南谷社長に特別ゲストとしてご登壇いただく
「補助金活用セミナー」を
ご用意しました。

 

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このコラムを書いたコンサルタント

加藤 智 (かとう さとし)

大学卒業後、船井総合研究所に入社。歯科医院・治療院・調剤薬局のコンサルティング部門を経て、モビリティ支援部に配属。 モビリティ支援部では、マイカーリースに特化したスタートアップオープン支援および販売台数アップ支援を担当している。特に販促物の作成や店舗作り、細やかな数値分析には多くの経営者より定評がある。

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