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会社を大きくしたいなら、社員のやる気を無視しよう!

こんにちは。船井総合研究所 オートビジネス支援部の小平勝也です。
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突然ですが、大手企業って、なぜ我々中小企業より、給与が高いのでしょうか。
確かに社員さんの能力は高いのでしょうが、決してメチャメチャ長時間働いていたりとか、やる気に満ち溢れた社員ばかりではないように見えるのですが。

業績を伸ばしている会員企業の経営者や幹部から、よく言われることがあります。
「うちの会社も、そこそこ大きくなって、お客様もある程度来ていただけて、非常にありがたいのだけど、社員に昔のような『ガツガツ感』がなくなっている。」
以前は、少ない来店客ですから、こちらから売り込みに行ったり、ついで買いを提案したり、必死で紹介のお願いをしたりということがたくさんあったようです。
出入りの業者さんにも、「○台車を買ってくれないと取引しない」などということも当たり前のように行っていました。

今はというと、新規の買う気のあるお客様しか相手にしないとか、車検は受けてもらって当たり前、何かの都合で来なくても仕方ないなどというあっさりし過ぎているというのです。
確かに、そういう面もあるのかもしれません。

しかし、考えても見てください。
誰だって、できれば執拗な売り込みはしたくありませんし、お客様のうんざりした顔は見たくありません。これは、意識という問題で片付けてよいのでしょうか。
(誤解ないように、「せっかくだから当社で」とか「同じ商品なら当社で」という意欲的な感覚とは違います)

会社経営もそうですが、業績を上げるといっても、根底にある考え方は、「可能な限り楽して」多くの人に、高く売ることを目指しているのではないでしょうか。
とするならば、起こっている現象は、我々が目指していることそのものということもできるのかもしれません。

最初の質問に戻ります。
なぜ、大企業は、高い人件費を維持できるか。
単純に、一人当たりの生産効率が高いからです。

もちろん、大企業もスタートは中小企業ですから、年月をかけて、生産効率を高めた結果ということもできるでしょう。

我々は、業績を上げるという過程の中で、いかに生産効率を高めるかという「仕組みづくり」を、年月をかけてでも達成しなければなりません。

ということは、先の「昔に比べて『ガツガツ感』がなくなった」という事象に対しても、社員研修をやったり、インセンティブを付けたりして、「『ガツガツ感』を取り戻そう」という話は、明らかに衰退の道を歩もうとしているとも取れます。

そのように感じた時こそ、もっと生産効率を高める「仕組みづくり」の方に目を向けて、社員に負荷をかけていくようにしましょう。

未来の、「楽して」儲ける、を実現するために。

上席コンサルタント 小平勝也

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