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人が辞めなくなることの重要性

2015年05月27日

こんにちは。船井総合研究所 オートビジネス支援部の服部　憲です。
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今回は「人が辞めなくなることの重要性」についてお伝えします。

自動車業界の離職率というのはご存知でしょうか?
整備職で20%超、営業職でも15%超が当たり前の業界です。

「うちは離職率低いですよ」という会社さんの大半は、
新卒社員を採用していないベテラン比率が高い会社さんです。
その他の会社さんは平均して全体の離職率が15%程度でしょう。

最近、ある20名規模の会社さんで1年以上離職者が出ていません。
その前までは10名をなかなか超えず、離職率20%以上になっていた会社さんです。
それだけでも、業績が大幅に伸ばしています。
販売台数も昨対120%、車検は昨対180%で伸びています。

今、やっていることは非常にシンプルです。

1.安定給与であること
2.休日を100日作っていること
3.全部門が集まるお店(事務所)になっていること
4.部門長が定期的に面談(コミュニケーション)していること
5.早く帰社することができるようにしたこと

この5つが主な離職者防止、社員定着率アップのポイントでした。
それでも十分大変だということでしたが、すべては中途社員を中心に人を増やして役割を少しずつ別けていったことが理由です。

休みが増えただけで、体調不良での休日取得がなくなったとのこと。
だからこそ今年もまだ5名は採用していきます。
それが社長のポジティブな決断につながっています。
1年以上前ならなかった決断です。

人が辞めなくなることが会社の業績を上げ、会社の組織を活性化させることにつながるいい事例でした。
伸び盛りの会社ほど離職への対策をひとつずつすることをオススメします。

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このコラムを書いたコンサルタント

服部　憲 （はっとり　けん）

船井総合研究所入社後、モビリティ支援部において、自動車メーカー・自動車正規ディーラーをはじめ、 中古車販売業、自動車整備業の業績アップのお手伝いをしている。既存事業の業績向上を始め、事業戦略・新規ビジネスの支援、評価制度・組織活性化の支援まで実施している。衰退業界において「即時業績アップ」を信条に、販売・整備・鈑金・組織活性化・財務・M&A等幅広い分野での具体的な提案に各経営者から好評を得ている。

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