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モビリティビジネス経営研究会 軽月々払い専門店会 6月度例会

コラムテーマ:実況中継

2024年6月6日(木) 東京会場

 

2024年6月6日(木)船井総合研究所 東京本社にて、2024年6月度の「モビリティビジネス経営研究会軽月々払い専門店会」が開催されました。今回は、パートナー企業様含め50名を超える方々にご参加いただきました。お忙しい中ご参加いただきまして誠にありがとうございました。

はじめに、第一講座は「サステナグロースカンパニーへ向けた事業戦略」と題しまして、株式会社船井総合研究所 加藤 智(モビリティ支援部 マネージャー)よりお送りしました。加藤からは大きく2点、➀業界動向・近況、②サステナブルグロースカンパニーへ向けて販売店・整備工場が進めるべき事業戦略についてお伝えいたしました。先日報道された大手自動車メーカーによる不正が相次ぐ中、今後は今まで以上に「安心」「安全」のブランド確立やリース販売店にしかできない販売戦略を取ることで、持続的な成長を目指すことが重要になっていきます。そのために、①予実管理の徹底、必要利益の算出とそれに対するアクションの実施、②人的資本経営実現のための投資強化、③中長期的な中古車再販事業戦略の構築、の3点を重点的に進めていくことが必要不可欠になってきています。

第二講座は「新車リース専門店の業績アップ」と題しまして、株式会社船井総合研究所 岡田 三菜美(モビリティ支援部 チーフコンサルタント)よりお送りしました。岡田からは大きく2点、➀新車リース市場の動向、②新車リース販売店の業績アップ施策についてお伝えいたしました。昨年同月比で販売台数を維持・増加できている店舗の共通点として、新規集客向けの販促量を落とさず、紹介案件や既存顧客向けの案件創出に注力していたことがあげられました。6月以降の集客戦略としては、目標販売台数から逆算した販促予算組みとそれに対する実施事項の明確化が重要となっていきます。

新規集客の中で、Web集客においては、まず、ページの訪問数を増やし、次にサイトコンテンツの質を上げることで、低単価での問合せ獲得を目指していくことがセオリーになっていきます。紙媒体においては、改めて好調店舗を押さえて校正していき、Web集客と合わせて集客効果を最大化させていきましょう。

既存顧客向けの集客に関しては、顧客満足度を上げる取り組み(感謝祭や限定キャンペーンなど)や紹介案件の創出を積極的に狙っていきましょう。

また、1件当たりの商談に時間がかけられる今のタイミングだからこそ、目標数値の再設定や管理体制の見直しなど、成約率と台当たり粗利アップの強化も集客と同時にやっていくことが非常に重要となっていきます。

第三講座は「新車リース専門店の財務戦略」と題しまして、兼島 菜緒(財務支援部 リーダー)よりお送りしました。兼島からは大きく3点、➀2024年の新車リース業界における財務・金融トピック、②新車リース業の財務戦略事例、③成功事例を実現させるための財務DXについてお伝えいたしました。今後は金利の上昇や資金繰り支援の緩和などで、中小企業にとってお金を借りることが難しくなっている外部環境下でも、自社に有利な財務管理体制を創ることが重要です。新車リース販売店においては、集客や社内組織への投資に加え、リースアップ車両の買い取りなどで運転資金が増加してきていることから、事業拡大のために必要な利益とキャッシュを理解し、必要な資金をいつでも調達できる状態にしていきましょう。

実際に好条件で借入ができたリース販売店には、①いつ、いくら、何のために必要なお金なのかを明確にしている、②会社の事業計画の策定をしている、③金融機関との取引に関する資料を作成し、金融機関が動きやすい情報開示をしている、という3つの共通点がありました。しかし、多くの販売店では上述の①と②を出すのに膨大な時間を有する店舗がほとんどです。そのために、経理のDX化を進め、銀行が欲しい情報を即座に提供し、必要な運転資金を獲得できやすくしていくことも重要となってきています。

第四講座は「いま最も新規集客が伸びている店舗に聞く!繁忙期・新規集客が昨年対比125%の秘訣徹底解剖!」と題しまして、株式会社ネオ様(フラット7姫路ネオ)をゲストにお招きし、遠藤 圭太(モビリティ支援部 コンサルタント)よりお送りしました。株式会社ネオ様は、20223年6月~2024年5月までで、新規集客のみで新車リース年間262台、総販売台数273台を達成しています。伸びている大きな要因として、積極、且つ適正に販促に投資をしていることがあげられます。新規への目標販売台数から逆算して販促計画を策定し、販促分配率の30%を広告宣伝に投資しており、店舗でのヒアリングで媒体ごとの実績を可視化できるようにしていることで適正投資につなげています。メインはWeb集客ですが、展示場の飾りつけやチラシの校正にも注力をしており、それが結果的にWeb集客を含めた全体の反響アップにつながっているということも取締役田中伸祐氏と営業課長辻晃平氏との対談の中から発見することができました。

当日終盤には「情報交換会」を開催いたしました。当日は各グループにコンサルタントを2名配置し、4グループの情報交換会を実施しました。事前にご入力いただいた実績をもとに、直近2ヵ月の実績や集客や組織作りの面でうまくいった事例の共有をはじめ、今後の取り組みにおいてのお困りごとについて、参加者の皆様と意見交換を致しました。

ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。

次回の開催は「研究会全国大会・分科会」となります。

モビリティビジネス経営研究会・分科会は8月19日(月)10:30~13:00にベルサール東京日本橋にて開催いたします。また、8月20日(火)には、グランドプリンスホテル新高輪にて、アイリスオーヤマ株式会社 代表取締役会長 大山健太郎氏やゾーホーコーポレーションUS 北南米責任者 チーフエバンジェリスト Raju Vegesna(ラジュ・ヴェジェスナ)氏よりご講演いただきます。非常に貴重な機会ですので、募ってご参加ください。

 

次回も多くのみなさまのご参加を心よりお待ちいたしております。

 

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