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船井総研の現場から 伸びている企業に学ぶ① ~ToDoの確認~

船井総合研究所 オートビジネス支援部の小梢 健二です。

私のコンサルティング先で、6年で6倍伸びている企業があります。
2009年4月末に年商8億円だったのが、2016年4月末の決算では年商48億円になりました。
この企業はなぜ業績を大きく伸ばしたのでしょうか。

それは、「ToDoの確認」を徹底しているからです。「ToDo」とは「やるべき施策」のことです。
現在では、月2回の部門長会議を実施しています。
その部門長会議の資料には、前回から今回までの期間にやろうと決めた部門ごとの施策を一覧にしています。

これを「ToDoリスト」と名付けています。
「施策名」、「施策の結果を○△×で自己評価」し、「その施策を取り組んで良かったことや課題点」を書くようにしています。
それを発表し、社長や他の部門長の助言を受けています。
私が会議に参加する機会もあり、その際は私も助言しています。

このToDoの確認が、とても良かったと思います。3つの利点がありました。

 1、自然とPDCAサイクルがまわるようになったこと
 2、部門長自身が思考して改善していく文化になったこと
 3、部門長同士でも助言し合い、他部門の連携が良くなったこと

導入の最初の頃は、コンサルティング時にやることを決めた内容を書面で残していました。

それをToDoリストとして、支援時に毎回確認、議論と改善をしていったのです。

成長していき、優秀な社員が増えてくると自社独自で取り組めると判断し、部門長会議で毎回取り組んでいただくようにしたのです。

そうなるとToDo確認を基軸にしたPDCAサイクルが高回転でまわり、施策の取り組むスピードや改善の早さ、施策の量が増え、大きく成長したと思います。

1回の部門長会議でToDoリストに挙がるのは20~30あります。月2回実施しているので月間40~60件の施策に取り組んでいることになります。

継続してToDoリストを用いて試行錯誤をし続けると業績が伸びていきます。ちょっと伸び悩んでいると思われる経営者の皆様は、是非、取り組んでみてください。

 

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