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従業員満足度調査結果の見方

こんにちは。

船井総合研究所 オートビジネス支援部 HRDコンサルティング事業室の井上晴見です。

 

今回のコンサルタントコラムのテーマは、「従業員満足度調査結果の見方」についてです。

弊社でも従業員満足度にご興味を持つ経営者の方が増え、弊社独自の調査のツールが普及してきています。

 

その中で、「診断結果を見るのが怖い」「他社と比較した時の結果が気になる」という声を聞くことがあります。

 

そのため今回は、従業員満足度調査の結果を正しく見るためのポイントをお伝えいたします。

 

①他社との比較結果はあくまで参考程度

確かに、同業・同規模・地域性・同じくらいの創業年数など条件が酷似していれば、信憑性があるかもしれません。しかし、所詮よそはよそ、うちはうちなのです。たとえば、創業期と成熟期の企業では、社長や管理職のあり方は全く異なります。従業員満足度はそうした環境の影響を大いに受けるのです。

 

②結果が悪くても落ち込まない

定点の結果の良し悪しにとらわれるのはナンセンスだと思っています。従業員満足度の低さは、裏返せば社員の問題意識の高さと言える場合もあります。従業員満足度は社員の置かれている状況、能力水準の高さなどによっても変わってくるのです。そのかわり、前回結果との比較は入念にすべきだと考えています。去年より満足度が下がったのであれば、その背景にある理由を早めに明らかにしたほうが良いでしょう。

 

③定点の結果を見る際は、部門・年次・年代別などの結果を比較する

多くの従業員満足度測定ツールでは、結果を細分化できます。定点の情報を見る際は、部門・年次・年代別で結果を比較してみましょう。すると、ある種の偏りが見えてくると思います。その偏りの原因はいろいろあります。今までによく見かけたパターンをいくつか紹介します。

 

例)事務職の満足度がとても高い

→事務職の中でも特に女性社員の場合、高い点数をつける傾向にあります。周囲との摩擦がいやだとか、目立ちたくないという感情が背景にあります。事務職に主体性を持たせたい場合、この状態は課題と言えます。

 

例)入社したばかりの社員は非常に満足度が高いが、入社2~3年の社員の満足度が極端に低い。

→「2~3年経過して社内の実態が分かってきた」という状況になっている可能性があります。自社に合わない人材を採用しているか、そもそも社内の体制や業務に問題がある可能性があります。(本質な問題であることが多いので、重要視すべき)

 

船井総合研究所では、「組織力診断」という従業員満足度測定ツールを扱っております。

お悩みの経営者様はぜひ一度お問い合わせくださいませ。

 

 

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本コラムの内容に関するお問合せやご相談は、下記ご連絡先までお願いいたします。

 

株式会社 船井総合研究所

オートビジネス支援部 井上晴見 宛

 

TEL:03-6212-2931

 

MAIL:h-inoue@funaisoken.co.jp

 

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このコラムを書いたコンサルタント

井上 晴見 (いのうえ はるみ)

「厳しい時代でも戦える組織と社員をつくること」をモットーとし、規模・業界・業種問わず人員計画 策定・社員教育・人事制度構築等人事関連のコンサルティングを行っている。

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