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伸びている企業⑥~勉強の体制づくり

船井総研オートビジネス支援部の小梢です。

オートビジネス支援部の会員企業様で業績を伸ばしている企業の特徴に「勉強して成長する文化づくりや仕組みがある」と言えます。勉強についての具体的な施策が2つございます。

 

1つ目は、スキルの見える化と面談です。

部署ごとに業績アップに起因にするために必要な能力や行動を一覧の表にしたスキルマップを作っています。例えば、自動車販売の営業であれば、「自社で購入するメリットを3つお客様に説明できる」という能力や「お客様のお帰りの際にお客様の姿が見えなくなるまで見送っている」といった行動などを一覧の表にしています。このスキルマップを個人別に確認し、点数化をすることで「スキルの見える化」を実現しています。さらに、このスキル表を元に上長が定期的(1カ月に1回等)に面談することによって、当人の能力向上や目指すべき姿を明確にしています。この取り組みにより①自社で業績を上げるために必要な能力や行動が明確になる、②自身の能力が明確になり、どこを学べば成長できるのかがわかる、③面談することで上長と一緒に成長することができるといった効果があります。

 

2つ目は、業務時間内に勉強タイムを作っています。

部署のメンバーが全員集まり、強化施策について学び合います。自動車の販売であれば朝の始業時間付近が最も集中して勉強をしやすいため、「朝勉強」という名目で平日に取り組んでいます。勉強の具体的な内容は、「最新商品をお客様に説明する手法」や「成功事例共有」などです。勉強項目や当日の司会、責任者などを事前に決めておき、確実に勉強できるようにしています。

 

上記の2つの取り組みを徹底することで成長し、業績向上につながっています。スマートフォンの流通によりインターネットが身近になり、価格による差別化がより一層難しくなっています。人による差別化がより重要になってきたと感じます。社員各自が成長する勉強の体制づくりを構築することが業績を上げていく上で必須だと思います。

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