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経営資源を集中、その後は細かくしてさらに集中

こんにちは。船井総合研究所 オートビジネス支援部の小平勝也です。
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「経営者の仕事は、意思決定業だ!」などという言い方をよくします。
意思決定業とは、やることを決める、力を入れることを決める、優先順位を決めるということでしょう。

逆に言うと、やらないことを決める、力をかけないことを決める、ということにもなります。
つまりは、限られた経営資源を、どこに分配するかということになります。

しかし、やらないことを決める、力をかけないことを決める、というのは、苦手な経営者も多いようです。

かくいう私も、優先順位は分かっているのに、止められない・棄てられないと、些細なことにとらわれたり、遠回りしたりしています。

2兎を追うものは1兎をも得ずとはよく言ったものですが、
何かを止めるというのは、すごく勇気のいることで、強い意思が必要です。

よく我々がご提案する、商品の絞込みもそうです。

「軽自動車を強化しましょう!」は受け入れていただけても、
「軽自動車に専門特化しましょう!」は、実行までに時間がかかるケースが多いのです。

皆さん、「頭では分かっているけど・・・」と、できない理由を探したり、後回しにしたりします。

それでも、この専門特化は、その対象の選択を間違えない限り、ものすごい成果を発揮します。

販売台数が驚異的に伸びたり、単価が上がったり。
何といっても、ヒトの成長も格段に良くなります。

10月にドイツの企業視察に行ってきましたが、高圧洗浄機でおなじみのケルヒャーという会社も、
もともとはいろんな掃除機・洗浄機を作っていたそうです。

国内で、世界でNo.1を追求しようというときに、この高圧洗浄機1つに絞ったのだそうです。

さらにすごいのは、高圧洗浄機で世界シェアトップを獲得した後です。

通常であれば、次の商品開発を目指すと思うのですが、ケルヒャーは違いました。

高圧洗浄機の中で、商品を用途別に細分化していったのです。

床の、壁の、クルマの、窓の・・・大型の、小型の・・・業務用の、家庭用の・・・
結果として、他にも追随する企業がある中で、トップを維持し続けているのです。

我々にとっても、専門特化した後の動きが重要だと思います。

軽自動車に専門特化したら、その対象を細分化したり、対象に合わせて売り方を変えたり、
はたまた後工程の車検やBPを細分化したり、まだまだ追及できることがたくさんあるはずです。

一番化の次は圧倒的一番化、そのためには、より小さな対象を想定したモレのない商品開発や業態開発に取り組むのです。

その前に、まずは、自社の商品や対象を絞り込むことから始めてください。

上席コンサルタント 小平勝也

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