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若手社員面談の重要性

今回は「若手社員面談の重要性」についてお伝えします。

皆様の会社でも伸び悩んでいる若手社員の方はいらっしゃいませんでしょうか?
そして、伸び悩んでいる理由としては様々なパターンがあります。
しかし、多くの場合が社会人としての基本的なことや、私生活に問題を抱えている
ということが、往々にしてあります。

一見、無関係に思えるようなことを正しい方向へ導いてあげることで、
思わぬ成果へ繋がるということがあります。

私のお付き合い先の社員の方で、私生活の過ごし方に問題があり、
2年間遅刻癖の治らなかった社員が、全く遅刻をしなくなり、
なおかつ他の社員よりも30分早い出社をできるようになり、
成約率が20%も上がったという事例があります。

それでは、「面談の注意ポイント」についてお伝えします。

(1)まずは否定せずに、トコトン聞き役に徹する
特に伸び悩んでいる社員と面談をしていると、「それは、違うだろ~」と
言いたくなるようなことがよくあります。
しかし、そこはグッとこらえて、まずは聞き役に徹することが大事です。
否定をしないことで、本音で思っていることを話してくれるようになります。
そのことで、話している本人の頭の中も整理されていきます。

(2)本人が成りたい姿を聞き、目標設定をサポートする
社長を始め、周囲から自分に求められていることを多くは認識しています。
それでも、弱い自分に負けて変化できていないということがほとんどです。
目標設定は、経営者からの押し付けではなく、自分自身の意思でなくては、
人は絶対に変われません。
だからこそ、本人が成りたい姿をヒアリングして、一緒に目標を決めてあげることが重要です。
変わりたいけれど、目標を決められないというパターンが多いからです。

(3)行動レベルで、やるべきことを1つだけ教える
最後に、本人が成りたい姿に近づく為に、
「何から変えていけばいいか」について、具体的な行動レベルで、
落とし込みをしてあげることが最大のポイントです。
この際に注意しなければならないことは、一度に何個も課題を与えないことです。
明日からすぐにできる簡単なことを1つだけ決めてあげて下さい。
周りから見て、当人の変化に気付きやすいことにするのがベストです。
周囲から早い段階で認められることで、本人のモチベーションも上がり、
継続にも繋がります。

特に若手社員の場合、小さなきっかけを掴むことで
大きな変化を生み出すことが、珍しくありません。
正しいことを押し付けるのではなく、本人の意思で変化する機会を
プレゼントしてあげることがポイントです。

若手社員の教育に苦労されている企業様は、ぜひ参考にしてみて下さい。

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このコラムを書いたコンサルタント

遠藤 祐太 (えんどう ゆうた)

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