コンサルタントコラム

>コンサルタントコラム>駆け込み需要対策「納車のスピードアップ」

駆け込み需要対策「納車のスピードアップ」

現在、オートビジネス経営研究会の会員企業さんや、
お付き合い先の会社さんでは、
繁忙期と増税にともなう駆け込み需要で、
車がたくさん売れています。

新車・中古車の消費税に関しては、
「登録日または納車日」の税率が適用されます。

そして、多くの中古車店の場合、中古車販売に関して、
「納車日」の税率が適用されます。

そのため、3月中に納車した車は消費税5%となり、
4月に入ってから納車した車は消費税8%となります。

このような状況の中で、中古車販売店は、どのような対策を打ったらよいでしょうか。
対策の一つが「納車」のスピードアップです。

納車スピードアップに関して、
中古車販売店のお付き合い先で具体的な取り組みを行っていますので、
一例をお伝えします。

・展示前に内装清掃や外装磨きを終わらせておく
・鈑金が必要であれば、展示前に終わらせる
・整備が必要であれば、展示前に点検、部品発注、整備・修理を終わらせておく
・展示前に、車検切れの車であれば、車検を終わらせておく

上記の一例以外にも、「最短で納車できる状態で展示しておく」という視点で各社取り組んでいます。
営業部門だけで実施できること、
整備部門にも協力してもらう必要があることがありますので、
全社的な取り組みとして進めてください。

昨年末から新車販売が好調ですが、車種によっては、
3月中の納車(登録)が間に合わないものも増えてきました。

今後、2~3月になるにつれて多くの車種が、
増税後の4月以降の納車(登録)になると予測できます。

一方、中古車であれば、3月納車が間に合うということで、
2~3月にかけて中古車を探すお客様がますます増えると考えられます。

したがって、今のうちから、納車を早められる体制を取っておくことが、
中古車販売店にとって重要になるのです。

増税にともなう駆け込み需要対策の一つとして、ぜひ取り組んでみてください。

菊池正寛が主催する勉強会
経営トップが年収1000万払っても惜しくない
幹部社員を育成する!
経営幹部育成塾

「オートビジネス店長アカデミー」は、こちらからご覧いただけます。

 

 >>コンサルタント 菊池正寛 プロフィールへ
 >>コンサルタントコラム 菊池正寛 一覧へ
 >>コンサルタントコラム 一覧へ

国内最大級の自動車業界向けコンサルファームの業績アップのノウハウ公開中!

20年以上のコンサル実績に裏付けされたコンサルティング現場における成功事例や業界最新情報を配信!

最短・最速で業界アップを目指す経営者様は必読のメールマガジンです。

このコラムを書いたコンサルタント

渡邊 功一 (わたなべ こういち)

船井総合研究所モビリティ支援部において、自動車メーカー・販売ディーラー・レンタカー事業の経営コンサルティングを行っている。専業店の即時業績アップから、自動車関連企業向けの商品開発など幅広くサポートを行っている。

COLUMNコンサルタントコラム