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株式会社アイビー石油様登壇!ガソリンスタンドがDXによる生産性アップを実現し、社員の年収1.5倍を実現できたわけとは!?

コラムテーマ:業績アップ

いつもお世話になっております。船井総研の新村です。

本日は熊本県と福岡県でガソリンスタンドを展開する株式会社アイビー石油様のDXによる生産性アップで社員の年収1.5倍を実現した取り組みをご紹介させていただきます。10月28日/30日には株式会社アイビー石油 代表取締役 馬場一浩氏に登壇いただいたセミナーをオンラインで開催させていただきます。

株式会社アイビー石油様は熊本県と福岡県でガソリンスタンドを6店舗運営しており、そのほかに車検工場/鈑金工場をそれぞれ1店舗ずつ、キーパーラボを2店舗運営しています。

それでは取り組みについてご紹介させていただきます。

 

まずは業務の棚卸で無駄な業務をリストアップ

生産性アップに取り組む前は残業時間が非常に多い状況でした。ただし、「残業するほど何が忙しいのか?」、「何の業務に時間がかかっているのか?」を聞いても明確な回答がない状況でした。そのため、まずは「何の業務にどのくらいの時間がかかっているか」を明確にするための業務の棚卸しから開始しました。棚卸しによって、業務を一覧化して、無駄な業務を明らかにし、「どうすれば無くなるのか?」あるいは「どうすれば効率化できるのか?」をとことん考えました。そこで一番生産性を落としている業務だと分かったのが、店頭での油外商品の声掛けでした。

 

最も生産性が低かった店頭アプローチの改善

油外商品の店頭アプローチが生産性を落としている一番の理由だとわかりました。店頭アプローチで受注につながれば当然粗利は増えますが、受注率が低すぎます。そのため、生産性という点では投下している労働時間に粗利が見合っていませんでした。そこで実施したのが、
「車番認証カメラ」と「タブレット型顧客管理システムの活用」です。これまでは給油で来店したお客様にとにかくアプローチすることを重要視していましたが、初めて来店した方やガソリンのみのお客様に車検を提案しても受注になる確率はわずかです。それよりは初めてのお客様にはまずLINEに登録していただき、ガソリンで固定客化を図ったり、ガソリンのみのお客様には金額が安いオイル交換や洗車の利用を促進したりします。そして、オイル交換や洗車を利用した人に車検を案内していきます。このようにお客様の属性に応じて、最適な商品を提案できるようにしたことで、無駄にアプローチすることなく、提案した商品の獲得率を高めることにつながりました。

 

生産性手当の導入

元々は残業することによる残業代で給与を増やしていたため、従業員かすれば、残業時間を減少することで給与が下がることになります。そのため、残業することで給料を増やす考えを改めるために、「生産性手当」というものを導入しました。これは人時生産性を指標に目標を達成したら給料が増える仕組みです。この仕組みを導入したことで、「どうすれば生産性を上げられるか」の視点を従業員が意識するようになりました。

 

Web予約サイトの活用徹底

労働時間を削減するために、店頭での対応や電話の時間が課題でした。そこで、Web予約サイトを活用するようにしました。具体的には店頭で接客が発生したタイミングで次からは予約サイトから予約していただけるように案内を徹底します。そうすることで、お客様は24時間好きなタイミングで予約が可能であり、従業員も効率が良くなり、双方向にメリットが大きいものでした。

 

顧客属性に応じた油外商品の提案

前回のメルマガの労働時間削減の取り組みでもご紹介しましたが、粗利アップという点でも、重要な取り組みとなります。アイビー石油様ではお客様を4つの属性に分けており、その属性に応じて提案内容を明確にしています。
「①初めての給油客」⇒LINEに登録いただき、まずは給油で固定客化
「②給油固定客」⇒油外のなかで比較的単価が低い洗車やオイル交換、タイヤを獲得
「③洗車/オイル/タイヤ客」⇒車検を獲得
「④車検客」⇒車販や鈑金、保険を獲得
①のお客様にいきなり車検や車販を提案しても受注率が低いため、属性に応じて提案商品を明確にすることで、効率的に油外商品の獲得につなげています。そしてこの取り組みを実現するために、「車番認証カメラ」と「タブレット型顧客管理システム」を導入して、正しくアプローチできるようにしています。

 

コミュニケーションツールの活用

上記の油外商品の獲得を伸ばすために、アイビー石油様ではLINEを活用しており、顧客属性にあわせて、告知を実施しています。ただし、LINEの告知だけで、油外商品の獲得につながるわけではありません。LINEで告知しておくことで、店頭でのアプローチの受注率が高くなります。店頭で事前告知なしで提案するよりも、LINEで告知しておいた方がお客様の理解がスムーズになるからです。例として、車検6ヶ月前のお客様などに車検の予約を勧める案内などを送付しております。また、車検であれば、アイビー石油様の場合、店頭でのアプローチ以外に、外注サービスを活用して、電話掛けも実施しているため、その電話掛けについてもLINEの事前告知があるだけで、結果が変わってきます。

以上、株式会社アイビー石油様の生産性アップの取り組みについてご紹介をさせていただきました。

10月28日/30日には株式会社アイビー石油 代表取締役 馬場一浩氏をゲストにお招きして開催したセミナーをオンラインで開催させていただきます。ぜひ皆様のご参加をお待ちしております。

 

【10月28日/30日にセミナー開催!】株式会社アイビー石油 代表取締役 馬場一浩氏がゲストで登壇!

◆このような方にオススメ◆
・労働時間の削減や年間休日増加などで生産性アップを実現したい
・デジタル化やDXによる生産性アップを実現したい
・車番認証カメラの活用による車検などの油外商品の獲得を増やしたい
・LINEを活用した自動マーケティングによる油外商品の獲得を増やしたい
・コーティング専門店や車検専門店などの出店で業績を拡大したい

◆第1講座:ガソリンスタンド業界の時流と今後取るべき戦略
ガソリンの販売量が減少するなか、モビリティビジネスで収益を伸ばすために実行すべき戦略をお伝えいたします

◆第2講座:【ゲスト講座】株式会社アイビー石油 代表取締役 馬場 一浩 氏
DXで収益拡大と労働時間の削減により生産性を向上させる成功ノウハウをゲスト企業とのパネルディスカッション形式でお伝えいたします

【内容①】無駄な業務を削減して労働時間の削減による効率化実現のポイント
【内容②】生産性手当の導入で生産性アップ実現のポイント
【内容③】生産性アップによる社員年収最大1.5倍実現のポイント
【内容④】生産性アップによる年間休日20日増加で120日実現のポイント
【内容⑤】車番認証カメラ活用による車検などの油外商品獲得のポイント
【内容⑥】LINEを活用した自動マーケティングによる油外商品獲得のポイント
【内容⑦】キーパーラボの出店による業績拡大のポイント

第3講座:明日から業績アップにつながる油外収益強化講座
ガソリンスタンドがモビリティビジネスを伸ばすための具体的な取り組み手法をお伝えいたします

第4講座:業績を伸ばすために実施いただきたいこと
セミナーを聞くだけではなく、聞いた内容を実践するために必要な考え方や取り組み方法をお伝えします。

◆参加料金◆
・一般価格 30,000円 (税込 33,000円)/ 一名様
・会員価格 24,000円 (税込 26,400円)/ 一名様

◆日時◆
2024年10月28日(月) 14時30分~17時30分
2024年10月30日(水) 14時30分~17時30分
オンライン開催

◆専用サイト◆
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/120452

以上となります。
ぜひ皆様のご参加をお待ちしております。

 

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このコラムを書いたコンサルタント

新村 雅也 (にいむら まさや)

自動車販売店や整備工場、ガソリンスタンド向けに中古車販売や新車販売、カーリース販売などの業績アップコンサルティングをメインとしており、売上高2~3億円企業を10億円にした事例や売上高50億円企業へのコンサル事例などの実績がある。セミナーなどの講師登壇は年間20回以上実施している。

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