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郊外のレンタカー屋がどうやって売上2億を達成したのか?!そのポイントを大公開

コラムテーマ:業績アップ

いつもお世話になっております。
船井総研の宮原です。

本日は4月3日(水)開催の「長期レンタカー事業で売上2億円達成セミナー」にご登壇いただく株式会社 ディープレスト様がレンタカー事業で売上2億円を達成したポイントを大公開いたします。

同社ではウィークリー・マンスリーの長期貸出しを専門に行うレンタカー専門店を立上げ、2022年に売上約2億円、2023年の最新決算では2.5億円を達成されています。
そのポイントは大手と明確に差別化したビジネスモデルにありますので、今回はその詳細をお伝え出来たらと思います。

 

ウィークリー・マンスリー貸出しに特化したレンタカー事業の概要

株式会社ディープレスト様では人口7.4万人の郊外で長期貸出しに特化した独自のレンタカービジネスを展開し、在庫台数200台、売上2億円を実現されています。
代表取締役の中川賢一氏が会社を創業する際、学生時代の恩師からのアドバイスをもとにウィークリー・マンスリーといった長期貸出し専門のレンタカー店を立ち上げました。

ディープレスト様のレンタカービジネスモデルには長期専門という以外にも3つの特徴があります。

特徴①:顧客の7割が法人で稼働率70~80%
長期貸出を中心としていることから、利用する客層は70%程度が法人顧客となっています。繁忙期と閑散期がはっきりしている業種や単身赴任のビジネスパーソンへの貸出しが多くあります。購入やリースで固定費を増やしたくないというニーズや突発的に車が必要になるというニーズをうまく取り込み法人顧客を増やすことが出来ています。
また、リピート率が高いことも特徴です。

特徴②:大手レンタカー会社の半額程度の値付け
価格設定は大手レンタカー会社が同期間貸し出した場合の半額程度の値付けとなっており、価格力でも差別化を図っています。長期貸出だからこそ1日当たりの単価が安くなっても、トータルの売上では収益性が高くなるという仕組みです。

特徴③:配送での貸出し対応により立地が悪くても集客できる
ディープレスト様の店舗は駅から車で10分以上かかる郊外に位置しています。一般的なレンタカーモデルであれば駅前立地の大手レンタカーに対して不利となってしまいますが、ディープレスト様では配送での貸出しを行うことでその難点を払しょくしています。法人顧客からは配送のニーズが強いため、それに合わせた貸出し方法となっています。また、長期貸出のみのであることから高い稼働率に対して貸渡回数が少なく済むため、配送を行っても高い業務効率を発揮できています。

ディープレスト様とは対照的に大手のレンタカー会社では駅前立地・短期貸出し中心・店舗での受け渡しのビジネスモデルとなっています。同じビジネスモデルであれば立地やブランドで優れる大手に勝つことは難しいため、ディープレスト様では上記の特徴を持つ独自のビジネスモデルで大手と差別化できていることが成功要因となっています。

 

ポータルサイトに依存しないWEB集客方法

ディープレスト様では自社ホームページをフル活用したWEB集客を展開し、毎月30万円程度の販促費に対し、問い合わせを35件程度獲得しています。大手を中心とする多くのレンタカー店舗ではポータルサイトからの集客が中心となっていますが、サイトの審査が厳しく、中小企業では掲載が難しいケースも多くあります。そんな中でもディープレスト様では自社ホームページを作りこみ、広告運用を行うという独自集客により高効率の集客を達成しています。
高い反響を生み出しているディープレスト様のホームページにはウィークリープラン・マンスリープランや写真を10枚近く使った在庫車の詳細情報など長期貸出しを探しているお客様が求める情報が多く掲載されています。このようなサイトの作りこみが出来ることも自社ホームページの利点です。

 

省人化のための工夫点

ディープレスト様では固定費を抑えるために省人化の取り組みも導入されています。
現在ディープレスト様では在庫台数200台、売上2億円という実績に対して受付担当の正社員2名と配送担当のパートスタッフ5名という少人数体制で運営しています。
長期貸出しを中心としたビジネスモデルの特性上、稼働率に対しての貸渡回数は少なくなるため、上記の体制での運営が可能です。
それでも在庫200台以上を超えると管理業務は膨大になります。ディープレスト様ではその課題解決のためにDXにも取り組んでいらっしゃいます。もともとノートとホワイトボードを使って車両管理と予約管理を行っていましたが、効率化の観点から昨年kintoneというシステムを使ったデジタル管理を導入しました。アナログからデジタル管理に移行することで入力ミスの防止や空き車輛検索のスピードアップに繋がりました。また、レンタカーの点検時期になると通知が来るように設定しており、必要なメンテナンスが漏れてしまう心配もありません。ビジネスモデルそのものの効率性とDX導入により省人化を実現しています。

 

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本コラムをここまでお読みいただき誠にありがとうございました。
ご紹介させていただいているセミナーでは、株式会社ディープレスト 代表取締役 中川 賢一 氏にご登壇いただきに成長し続ける独自のビジネスモデルについて直接お話しいただきます。
レンタカービジネスに取り組まれている方、これから立ち上げを検討されている方はぜひ一度特設サイトにて内容をご確認ください!

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このコラムを書いたコンサルタント

宮原 拓司 (みやはら たくじ)

整備部門向けのマーケティング支援を行い、特に現場に密着した収益性アップ支援には定評がある。弊社で開催している車検アカデミーで講師・ファシリテーターを務めている。

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